Mac向けAIメモリの選び方:導入前に確認したい6つのこと
AIメモリを取得範囲、出典、プライバシー、オフライン検索、承認、総費用で選ぶためのガイド。ShogunAIの対応範囲とクラウドが必要な処理も説明します。

AIメモリは、仕事の背景を残し、あとから必要な情報を探し直せるようにする仕組みです。大切なのは記録の量ではありません。探している決定を見つけ、出典を確認し、必要以上の権限を渡さずに次の仕事へ進めるかどうかです。
この記事はShogunAIの開発チームによる選び方のガイドです。第三者によるランキングや、競合製品を実測した比較ではありません。製品の説明は2026年9月8日の実装と照合しました。利用できる機能は、インストールしたバージョン、プラン、有効にした連携によって異なります。
まず、何を解決したいかを決める
- 会議の要約だけが必要なら、会議ノートのツールから検討します。文字起こしの精度、話者の区別、普段の仕事へのつなぎ方を確認します。
- ウィンドウ、資料、会話に散らばった決定を見失うなら、仕事の記憶を扱うツールが候補です。何を取得し、元の情報と時刻に戻れるかを見ます。
- 答えを見つけたあとも手作業が残るなら、実行機能も検討します。本物の下書きや操作を用意できるか、どの段階で承認を待つかを確認します。
これらは重なることもありますが、「メモリ」という名前だけで全部できるとは限りません。モデルが一度に読める文章量が大きくても、それだけで仕事の記録が長く残るわけではありません。
導入前に確認したい6つのこと
- 何を取得するか。 テキスト、画面、音声を分けて確認します。機密情報を扱う前に、既定値、除外、一時停止の操作を見ます。
- 出典に戻れるか。 回答の根拠になった記録を開けるか。古い決定と、その後の訂正を区別できるかを確認します。
- 何がMacの外に出るか。 端末内の保存とクラウドでの処理は別です。AIモデル、文字起こし、外部連携をそれぞれ確認します。
- オフラインで何ができるか。 保存済みの文章を検索することと、AIが新しい回答を生成することを分けて試します。
- どの操作に承認が必要か。 下書きの保存とメールの送信は別です。端末内の変更、下書き、外部への操作の境界を確認します。
- 総費用はいくらか。 アプリ料金、年払いと月払い、モデル利用、文字起こしの従量料金を確認します。「機能に含まれる」と「外部サービスの費用も含む」は同じではありません。
ShogunAIの対応範囲
ShogunAIは、macOS向けのローカルファーストなAIメモリと実行のアシスタントです。現在のMacアプリはApple SiliconとmacOS 14以降が対象です。仕事の背景を残し、対応ツールで次の作業を準備することを目指しています。
取得と保持期間
メモリはmacOSのアクセシビリティ権限を通じてテキストを読み取ります。ビジュアルリコールは既定でオフです。有効にすると、許可されたウィンドウからテキストを取得できない場合に、暗号化した画面を端末内に保存できます。保持期間は1〜7日のプリセット、または上限のあるカスタム期間から選べ、既定は3日です。期限が来ると自動削除されます。画面の保存領域が安全上の上限に達すると、保持中の画面を早く消すのではなく、新しい取得を停止します。
オフに切り替えると受動的な画面取得が止まり、その画面記録が削除されます。明示的に操作した手動スクリーンショットは別で、同じ保持ルールの下で保存できます。ビジュアルリコールの詳細も確認してください。
ローカル検索と、オフラインAIは別
配布版の検索は端末内の文字列検索で、埋め込みモデルは同梱していません。取得済みのテキストはローカルで検索できますが、別の言い回しでも必ず見つかるとは限りません。AIによる推論や下書きには、設定したモデルや対応アシスタントの実行環境が使われ、ネットワークが必要な場合があります。
ローカルファーストは「記憶の保存先がMac」という意味で、すべての処理がオフラインという意味ではありません。有効にしたモデルへのリクエスト、外部連携、ライブ文字起こしでは、外部サービスに情報を送る場合があります。セキュリティの説明と各連携の開示を確認してください。
会議ノートと実行
会議ノートの機能はStandard、Pro、トライアルに含まれます。ただし、現在のライブ文字起こしには自分のDeepgram APIキーが必要で、プロバイダーの利用料は別です。ShogunAIは音声ファイルをディスクに保存しませんが、文字起こしのために音声を外部送信し、テキストを保持します。音声ファイルがないことは、機密データが残らないことを意味しません。会議ノートとクラウド処理で詳しく説明しています。
実行では、取り消せる端末内の操作、下書き、外部への操作を異なる権限で扱います。送信や投稿には承認が必要です。エージェントの処理には、プロバイダーの規約の範囲内で、対応するアシスタントプランや自分のAPIキーを使えます。実行レイヤーと現在の連携一覧を参照してください。ロゴの掲載だけでは、すべての操作への対応を保証しません。
料金と利用開始
アーリーアクセスのウェイトリスト登録は無料です。恒久的な無料プランとは異なります。公開料金はStandardが年払いで月額49ドル相当(年額588ドル)、月払いで62ドル。Proは年払いで月額99ドル相当(年額1,188ドル)、月払いで124ドルです。どちらも7日間のトライアルがあります。モデルや文字起こしの利用料は別途かかる場合があります。購入前に最新の料金とプラン詳細を確認してください。
同じ条件で試せる、小さな評価方法
実際の顧客情報ではなく、機密性のないサンプルを使います。試す前に次の3つを決めておきます。
- 昨日の決定を検索して、出典を開く。その決定を変更したあと、どちらが最新か見分けられるか確認する。
- 取得を一時停止するか、アプリを除外する。その後の作業が記録されないか確認し、最後に試験用の記録を確認・削除する。
- フォローアップの下書きを依頼する。宛先、根拠、添付を自分で確認し、承認なしで送信されないか確かめる。
成功したこと、足りない根拠、残った手作業を記録します。誰にとっても「一番」のツールはありません。自分の仕事とプライバシー要件に合う動作を確認して選びます。ShogunAIについて、競合と成功率を実測したベンチマークは公開していません。
よくある質問
AIメモリがあれば回答は正確になりますか?
正確さを保証するものではありません。必要な記録を見落としたり、解釈を間違えたりする可能性があります。出典を確認し、重要な事実は回答の利用や操作の承認の前に検証してください。
ShogunAIですべての仕事用アプリを置き換えられますか?
その前提では判断しないでください。ShogunAIは対応ツールと連携しますが、会議、ブラウザ、CRMの契約をすべて解約できるという意味ではありません。必要な操作と継続費用を個別に評価します。
完全にオフラインで使えますか?
端末内のテキスト保存・検索と、クラウドを使う処理は別です。モデルへのリクエスト、ライブ文字起こし、連携ツールの操作には外部サービスが必要な場合があります。権限を個別に選び、確認してください。
出典と関連情報
- ShogunAIの機能、セキュリティ、料金は製品の一次情報です。第三者のレビューではありません。
- Appleのアクセシビリティ権限の説明はOSの権限に関する資料で、ShogunAIの監査ではありません。
- SQLite FTS5の資料は全文検索とtrigramを説明しています。ShogunAIの検索精度を示すものではありません。
- Deepgramのモデル改善プログラムはプロバイダー側の制御の説明です。ShogunAIは文字起こしリクエストに
mip_opt_out=trueを指定しますが、ユーザーが接続するあらゆるサービスについての保証ではありません。
