ビジュアルリコールと、私たちが議論した例外
テキストだけでは足りない狭いケースと、フレームを1枚でも保存する前に決めたルール。

ShogunAI が読むのはピクセルではなくテキストです。この原則がメモリーレイヤーの信頼を支えていて、そのために見送った機能もあります。
けれど、その原則が実際にユーザーの損になるケースに行き当たりました。
テキストが届かないところ
画面に映るもののほとんどは、内部的にはテキストです。アクセシビリティのレイヤーがそれをきれいに渡してくれます。しかし、そうでないものもあります。画面共有されたスライドのグラフ。キャンバスに描画されたダッシュボード。デザインのモック。スキャンされただけのPDF。アクセシビリティ情報を一切提供しないアプリ。
こうした対象について、ShogunAI は「そのウィンドウがあった」ことは分かっても、中身は何も分かりません。月曜のレビューで見た売上のグラフについて尋ねても、返ってくるのは沈黙です。間違った答えではありませんが、答えでもありません。
そこで例外を書くことにし、機能そのものを作るより、その例外を囲うルールを書くことに長い時間を使いました。
ビジュアルリコールの正確な仕様
ビジュアルリコールは既定でオフです。有効にするには設定で明示的に選ぶ必要があり、その設定には何が起きるかがそのまま書いてあります。
オンのとき、作業中のウィンドウからテキストが取得できなかった場合にかぎり、ShogunAI は圧縮したフレームを取得し、そこからテキストを読み取り、暗号化されたデータベースにあなたが選んだ有限の期間だけ保持します。設定では1日から7日のプリセットと、上限つきのカスタム期間を選べます。既定は3日です。選んだ期限が来ると、あなたが一度も開かなかったかどうかに関係なく、自動的に削除されます。
抽出されたテキストは、ほかのテキストと同じようにメモリに残ります。画像はそうではありません。フレームが存在する理由は、抽出の失敗を、あなたが意図して選んだ期間だけ取り戻せるようにするためであって、永遠に積み上げるためではありません。
残りのルール:
- アップロードしない。 フレームは Mac 上で読み取られ、外には出ません。
- テキストが取れなかったときだけ。 きれいにテキストが取れるウィンドウ ── 一日の大半 ── ではフレームは生成されません。
- 音声は対象外。 この例外はピクセルだけの話です。ビジュアルリコールの有無にかかわらず、ShogunAI は音声をディスクに書きません。
- ローカルで完結する、有限のタイムライン。 保持期間中のフレームは自分で閲覧・削除できます。クラウドの複製も、恒久的な録画も存在しません。
- オフはオフ。 無効なら、パイプラインのどの段階でも画像は書き込まれません。
なぜ保持期間を選べるのか
仕事によって、必要な窓の長さは違うからです。日々の想起なら1日で足りることもあり、プロジェクトの1サイクルには1週間が要ることもあり、それより長い仕事には上限つきのカスタム期間があります ── ストレージが無料であるかのような顔はせずに。設定画面には暗号化ストアの現在の使用量と、直近の取得量から推定した選択期間ぶんの見込みが表示されます。期限による自動削除は常に有効です。暗号化ストアが安全上の上限に達した場合は、保持中のフレームを黙って先に消すのではなく、新規の取得を一時停止します。
正直な言い方
これは、本当は絶対のまま保ちたかったルールに対する、記録された例外です。そう書いているのは意図的です。公の場で強い線を主張する製品ほど、コードの中ではもっと緩い線を引いているものです。信頼に足るのは、線が実際にどこにあり、それが何を犠牲にしているかを言う製品のほうです。
ここに書いておきます。既定オフ、明示的なオプトイン、ローカルのみ、テキストが取れなかったときだけ、選んだ有限の期限で自動的に消える。この取引が望ましくないなら、オフのままにしてください。ShogunAI のそれ以外の部分は、これまでどおり動きます。